さよならセンター試験
永别了,大学入学中心考试
「センター試験で90%達成たっせい」「センター試験ベストを尽くせますように」。東京の湯ゆ島しま天神てんじんで見かけた絵馬えまの祈いのりである。鈴すずなりの札の中には、誤あやまって合格「析」願と書かれたものも。老ろう婆ば心しんながら少し心配した
“中心考试得分率有九成”“希望中心考试发挥最佳状态”。这都是在东京汤岛天神(即汤岛天满宫。因祭祀学问之神菅原道真,考季或平时都有非常多的学生前来*拜参**)的绘马匾上看到的祈愿。在一簇簇祈愿匾中,还有一个错写成了“合格‘析’愿”。或许是我多管闲事,但还是有些替他担心。
▼最後のセンター試験がきょう始まる。1990年に導入どうにゅうされ、毎年40万人以上が受験してきた。英語のリスニング初年には機器ききの不具合が相次ぎ、「ザー」「ブー」と異音いおんが受験生じゅけんせいを泣かせた。地理ちり歴史れきしなどの問題もんだい冊子さっしが3千人に正しく配られなかった年もある
今天,最后一届大学入学中心考试(日语:大学入试センター试験,英语:National Center Test for University Admissions,即“日本高考”)开始了。自1990年导入该项考试制度以来,每年均有超过40万人参加考试。英语听力考试从第一年起机器就接连出现故障,各种噪音使考生苦不堪言。甚至有一年,有3000人的历史地理等科目的试题册出现分发错误。
▼ときに斬新ざんしんな出題しゅつだいが関心かんしんを呼ぶ。95年の現代社会では「24時間戦たたかえますか」。栄養えいようドリンクの広告こうこくコピーが登場とうじょうした。近年はSNSで話題が一気いっきに広がる。昨年の古文こぶん「玉水(たまみず)物語」は、姫君ひめぎみに恋したキツネが女官じょかんに化けて仕つかえるという異い色しょくの内容。「垣根かきねを越えた純愛じゅんあい」と盛り上がった
有的年份则会因出题新颖而引发关注。比如1995年现代社会科目的试题中出现了功能饮料的广告词“能否奋战24小时”。近几年,考试话题在社交网站引发广泛讨论。去年文言文考试中出现的“玉水物语”,讲述的是爱上公主的狐狸变成女官在宫内任职的故事,内容颇为独特。“跨越阻碍的纯爱物语”一度成为社交媒体上的热门话题。
▼振り返れば、時代の要請ようせいに適した試験制度ではあった。志願者しがんしゃが増えに増え、大学側の負担ふたんは限界げんかいに達していた。だが少子化とグローバル化が進むと、時代とのズレが指摘してきされる。新テスト導入どうにゅうが決まった後も、「身の丈」など文科相の失言しつげんが混乱こんらんを招まねいた
回顾中心考试这一考试制度的历史可以看到,它确实适应了时代的发展要求。随着考生的增加,大学接待考生的能力已经达到极限。然而,随着少子化和国际化不断推进,渐渐有声音指出中心考试跟不上时代的发展。在决定实施新考试制度之后,文部省大臣还因“自身能力”的失言造成丑闻。
▼〈冬空ふゆぞらの青の薄さは頼りないわたしの気持ちセンター試験〉荒木陽一郎。本番前の不安な心理を巧みに詠よむ。試験制度が変わるたび、右往左往させられるのはいつも受験生である
荒木阳一郎写过这样一首和歌,“冬日望晴空 碧色如水轻如风 心事太重重 难托此清脆苍穹 中心考试盼高中”。巧妙形容出了考试前焦躁不安的心理。每逢考试制度调整,受影响的一直都是考生。
▼「この受験じゅけんによって未来が開かれますように」。境内けいだいの絵馬にそうあった。受験生のどなたも日ごろの力を悔いなく発揮はっきできますように。
就像写在绘马匾上的祈愿一样,“希望这次考试能通往美好未来”。祝愿考生们能够不负平日的努力,考出好成绩。
【天声单词】
▲センター(center):①中央。中心。また、中心となる機関・施設・場所。多く他の語と複合して用いられる。②球技で、中央のポジション、またそこを占める選手。③野球で、中堅、または中堅手。
▲湯島天神(ゆしまてんじん):①東京都文京区湯島三丁目にある神。②神社名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。
▲絵馬(えま):①祈願または報謝のため社寺に奉納する絵入りの額や板絵。生きた馬を奉納する代用として馬の絵が描かれたものが多い。上部が屋根形になっており、額絵馬・小絵馬などの種類がある。②能の一。脇能(わきのう)物。伊勢神宮で節分の夜、白・黒の絵馬を斎宮の扉に掛けて農作を占うことに、天の岩屋戸の神話を結びつけたもの。喜多流では「えんま」と呼ぶ。
▲鈴なり(すずなり/鈴生り):①果実などが、神楽(かぐら)鈴のようにいっぱいに群がってなっていること。②人が一か所に大勢群がっていること。
▲老婆心(ろうばしん):①自分の心遣いを、度を越しているかもしれないが、とへりくだっていう語。老婆心切。②仏語。年とった女性が必要以上に気を遣うことから
▲リスニング(listening):①聴くこと、傾聴。②リスニングテスト、聞き取りテストの略。
▲相次ぐ(あいつぐ/相継ぐ):①同じような物事が続いて起こる。②受け継ぐ。相続する。
▲斬新(ざんしん):①発想が独自で、それまでに全く類のないさま。
▲栄養(えいよう ):①〘生〙生物が生命を維持し、生活してゆくために、体外から適当な物質を取り入れて、からだを成長させ、機能を保ち、エネルギーを得ること。②:①のために必要な成分・物質。滋養。
▲ドリンク(drink):①飲みもの。飲料。
▲一気(いっき):①呼吸一回。ひといき。
▲広がる(ひろがる):①幅や面積が広くなる。開いて大きくなる。②広い範囲・面積に行き渡る。広まる。普及する。③規模などが大きくなる。④目の前に広く展開する。
▲古文(こぶん):①昔の詩文。文語体で書かれた文章。また、高等学校国語科の古典の教材で、上代から江戸時代までの詩文。②古体の漢字。小篆(しようてん)もしくは大篆(だいてん)以前の文字をいう場合と、隷書以前の文字をさす場合とがある。→ 今文(きんぶん)。③中国、前漢末の劉歆(りゆうきん)らが重んじた経書のテキスト、およびそのテキストを使用する学派。④中国、南北朝時代から発達した対句尊重の駢文(べんぶん)に対して、秦漢以前の達意・明快を主とした散文の文体。唐の韓愈(かんゆ)・柳宗元の文体改革運動で提唱された。
▲姫君(ひめぎみ):①身分の高い人の娘の敬称。姫御前。
▲垣根(かきね):①家の周囲や庭などの囲いや仕切り。普通植木や竹で作ったものをいう。かき。②(比喩的に)他と隔てるもの。 ③垣の根もと。
▲負担(ふたん):①背に負ったり、肩に担いだりすること。また、その荷物など。②仕事や義務・責任などを引き受けること。また、その仕事・義務など。③能力以上に課せられた仕事や責任。重荷。
▲限界(げんかい):①物事の及ぶ一番端。その状態をもちこたえることのできるぎりぎりのところ。かぎり。②二つのものの間を境界で区切ること。
▲グローバル(global):①世界的な規模であるさま。国境を越えて、地球全体にかかわるさま。
▲右往左往(うおうさおう):①あわてふためいて、あっちへ行ったり、こっちへ来たりすること。あわてて混乱した状態をいう。②左往右往。③四字熟語:状況を把握することができなかったり、突然の出来事が発生したりして混乱し、慌てふためいてうろうろするさま。
▲境内(けいだい):①境界より内側。特に、神社や寺院の仕切りの内側。
【背景资料】
きょうから最後の「大学入試センター試験」
2020年1月18日 6時17分
全国で55万人余りが受験する大学入試センター試験が18日から始まります。関東甲信では、山沿いを中心に雪が降っているところもあり、大学入試センターは受験生は時間に余裕をもって会場に向かうよう呼びかけています。
ことしの大学入試センター試験は18日と19日の2日間、全国689の会場で行われ、去年より1万9131人少ない55万7699人が志願しています。
平成2年に始まった今のセンター試験は、来年からは、新しい大学入学共通テストが始まるため、今回で最後となります。
しかし、入試改革の2本柱だった英語の民間試験と、国語と数学の記述式問題の導入がいずれも見送りとなったため、来年度の共通テストも内容は従来と大きな変更はない見通しです。
18日は、関東甲信の山沿いを中心に雪や雨が降っているところもあり、大学入試センターは受験生に時間に余裕をもって会場に向かうことや、天候の影響で交通機関に遅れが出た場合は、受験票に書かれた会場の電話番号を見て連絡するよう呼びかけています。
センター試験は、午前9時半から地理歴史・公民の試験が行われます。
资料来源:日本NHK新闻网站
注音、单词整理:秦三粒
背景资料:青团
朗读:Zoe
翻译:rikarika
音频处理:飘阳
校对:kaka
责编:孙鹏轩